ネコの病気
JUGEMテーマ:病気と闘う猫
■ 本日のハナ♪ |
ハナが帰って来て4日経ちました。
お薬飲み始めてから、なんだか大人しくなりました。静かな場所を探しながら爆睡まくり!
お腹が空くと、ぼよぉ〜んと寝ボケた顔で起きて来て「ごはんごはん!」と小さな声で訴え、
食べたらお水をガブガブ飲み、また爆睡!
いったいお外でどんな生活だったのだね!!飲まず食わず眠れずだったのか?
今までになく大人しく、ちょっち心配になってきます。
病院で「甲状腺機能亢進症」と診断されてから、お薬を飲ませるのに大変です。
錠剤の半分で小さいのに、口にガッと入れてしばらく閉じて飲ませるんですが、上手に吐き出しちゃう。(ペッ!)
しょうがないなぁ〜、、砕いてごはんに混ぜ込みます。。
「ヤク入りごはんだぜ!ハナ♪」
■ 甲状腺機能亢進症の主な症状 |
ところで、
✔ 甲状腺機能亢進症ってどんな病気?!
甲状腺ホルモンは体のほとんどの組織に作用して、代謝を盛んにする働きがあります。これらの効果としてエネルギーが生産され、体温も上がり、心臓の機能も高まり、要するに一見病気とは無縁の健康な方向に体が変化するのです。したがって家庭内では猫はよく食べ、活発になるので、健康診断などまず必要ないと思われてしまうのも不思議なことではありません。しかしながら、体の中がそれほど活性化すると、早く老化して燃え尽きたようになってしまうのが、この病気の本質です。本当に末期では、燃え尽きたようになって死んでしまう病気です.。したがって、早期に発見して、異常な活性化をくい止める必要があります。
http://www.jbvp.org/petlovers/cat_name_taisya.html
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お、お、恐ろしい病気なんですね!:(;゙゚'ω゚'):
✔ 発見のポイントは?
- 10才以上の老猫である。
- 食欲が増加しているのに体重が減少する。
- 心拍が早い。
- テンションが高い。
- 目がぱっちり大きい
- おちつきがなくなり活動性が高まる。
- 多尿、嘔吐、下痢
- 筋肉衰弱、毛の光沢がなくなる。
食欲があるのに痩せてくるのは分かりやすい症状ですが、活発になるなどの症状は猫の性質もあるので分かりづらいですよ。
確かに、時々テンション高く走り回ってましたけど。目が大きいなんて、カワイイと思いますけど、、やたら甘えてくるとかなどはどうなんでしょう。甘えるでしょう!猫だもの。
✔ 進行するとどうなりますか!?
末期では,燃え尽きたようになって死んでしまう病気。 |
なんと!
■ 甲状腺機能亢進症を食い止める! |
✔ 早期発見早期治療するためには!?
10才超えたら、健康に見える猫でも必ず年1回以上検査をする事。これに尽きるようです。
T4と呼ばれる甲状腺ホルモンを測定して高い値がみられた場合、甲状腺機能亢進症と確定診断されます。診断後に、薬物を使って甲状腺ホルモンを下げて全身の状態をおちつかせ、手術ができるようならば、大きくなった甲状腺はたいてい腫瘍なので、それ以上大きくならないようにとってしまいます.。
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疑わしき症状がある場合は、身体検査だけではなく血液検査、血液科学検査、尿検査X検査を行い、「T4」と呼ばれる甲状腺ホルモン検査の値が高い場合「甲状腺機能亢進症」となる。
ということですね。手術はちょっと。。。(・・;)
✔ ハナの受診状況を振り返ると。
最初の検査を受けた時、食欲旺盛なのに急に痩せた、今まで滅多に吐かなかったのに、最近は時々吐くし、過呼吸で心臓がバクバクするの症状で受診しましたが、その時は抗生物資のお薬のみしか出ませんでした。2回目の受診で肝臓の数値が悪いということで肝臓のお薬が出ました。家出の後だったので3回目の受診をして、甲状腺の異常を疑われ検査を増やした結果「甲状腺機能亢進症」と診断結果が出たのです。
- 1回目「抗生物質の薬」(過呼吸は病院のストレス)
- 2回目「肝臓の薬」(肝臓の数値が悪い)
- 3回目「甲状腺機能亢進症と診断」(あらゆる検査結果で判明)
これは、病院でも分かりにくという事なのでしょうか。
病院に行きつけない子は、確かにストレスでしょうけど。
■ 「甲状腺機能亢進症」と診断されたハナの検査結果発表!(家出即後) |
検査項目名 | 基準値 | 2019/6/18 | 説明 |
---|---|---|---|
WBC(白血球数) | 55~195 | 81 | 白血球数。体を守る白血球の検査です。 |
RBC(赤血球数) | 500~1000.00 | 733 |
赤血球数。貧血など赤血球に関する検査です。この数値が下がると貧血、血液が凝縮すると上がります。 |
Hgb(ヘモグロビン) | 8.0~12.0 | 11.7 |
ヘモグロビン量。赤血球の中に含まれる色素の量を測る検査です。この数値が下がると貧血であり、脱水などで凝縮すると上がります。 |
Hct(ヘマトクリット) | 24.0~45.0 | 36.1 | ヘマトクリット。一定量の血液の中に含まれる血球の割合を調べる検査です。この数値が下がると貧血であり、脱水などで血液が濃縮すると上がります。 |
MCV(平均赤血球容積) | 39.0~55.0 | 49.2 | 平均赤血球容積。1つの赤血球の大きさを計算した値です。 |
MCH(平均赤血球ヘモグラビン量) | 12.5~17.5 | 16.0 | 平均赤血球色素量。1つの赤血球にどれだけヘモグラビンが含まれているかを計算した値です。 |
MCHC(平均赤血球血色素濃度) | 30.1~36.0 | 32.4 | 平均赤血球血色素濃度。1つの赤血球をどれだけ血色素が占めているかを計算した値です。 |
PLT(血小板数) | 30~80 | 26.8↓ | 血液を固まらせる血小板の数です。 |
検査項目名 | 基準値 | 2019/6/18 | 説明 |
---|---|---|---|
GLOB(グロブリン) | - | (前回4.3) | 免疫に重要な蛋白です。 |
A/G(アルブミン・グロブリン比) | 0.42~1.09 | (前回0.49) |
体の中の蛋白のバランスです。 |
CRE(クレアチニン) | 1.0~2.0 | 1.9 |
クレアチニン。筋肉で作られる老廃物です。腎臓が悪いと上がります。 |
GLU(グルコース(血糖値)) | 60~110 | 113↑ | 血糖値。糖尿病で上がります。肝臓その他の病気で上がります。ストレスにより一時的に上がることもあります。 |
T-Cho(総コレステロール) | 58~232 | 143 | コレステロール。多くの病気で上がります。また栄養が悪い時や肝臓が非常に悪いと下がります。 |
BUN(尿素窒素) | 5.0~30.0 | 41.0↑ | 血中尿素窒素。老廃物の一種。腎臓が悪いと上がります。高タンパクの食餌でも上がることがあります。 |
T-Bil(ビリルビン) | 0.1~0.6 | 0.3 | 総ビリルビン。肝臓が悪く黄疸になると上がります。 |
GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ) |
0~50 | 83↑ |
アスパラギン酸アミノトランフェラーゼ(AST)。肝臓が悪い場合や、体の細胞が強い傷害を受けた時に上がります。 |
GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ) |
0~50 | 505↑ | アラニンアミノとランスフェラーゼ(ALT)。肝臓の細胞が傷ついていると上がります。 |
TP(総蛋白) |
6.0~7.8 | (前回6.4) |
総蛋白。体のたんぱくの正確な検査です。 |
ALB(アルブミン) |
2.5~3.9 | (前回2.1↓) | アルブミン。肝臓で作られる大切なたんぱくの検査です。 |
検査項目名 | 基準値 | 2019/6/18 | 説明 |
---|---|---|---|
Na | 137~156 | 145 | |
K | 3.5~5.2 | 2.7↓ |
食欲低下、慢性腎不全、長期間の下痢などで下がります。無尿期に入った末期腎不全では逆に上がります。 |
CI | 102~123 | 114 |
|
検査項目名 | 基準値 | 2019/6/18 | 説明 |
---|---|---|---|
T4 | 0.6~3.9 | 15.6↑ | 甲状腺機能亢進症と判断! |
確かに!「T4」の値が、、た・たかい!(>人<;)
■ まとめ |
✔ 猫の病気は手遅れになる前に早期発見早期治療!
- 元気に見えても年1度以上は病院で検査を受ける事(10才越えたら特に)
- いつもと違う!と思ったらすぐに受診する事
- 些細な事でも病院で報告をする事
- 猫には人間語が分からないと思わずいろいろな話をする事
- など
- 2019.06.20 Thursday
- ハナ
- 18:44
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- by アキ